伝統染織工芸会

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人間国宝 「北村武資の世界」展

  • 斑錦袋帯「いらが斑錦」
  • 煌彩錦袋帯「截金錦」
  • 経錦袋帯「宝相華文」

〔東京展〕--------------------------------

期間:3月8日(金)~10日(日)

時間:10時30分~18時30分

(最終日は17時まで)

場所:銀座かねまつホール5階

東京都中央区銀座6-9-9

〔福岡展〕------------------------------

期間:3月14日(木)~16日(土)

時間:10時~18時(最終日は17時まで)

場所:エルガーラ 7階 多目的ホール

福岡市中央区天神1-4-2

〔大阪展〕------------------------------

期間:3月22日(金)、23日(土)

時間:10時~18時(最終日は17時まで)

場所:グランフロント大阪 タワーC 8階 ルームC06

大阪市北区大深町3-1

 

 

この度、伝統染織工芸会では 人間国宝 「北村武資の世界 」展を開催いたします。北村武資氏は、国が認定する重要無形文化財である「羅」と「経錦」の保持者です。現在、2つの技法の重要無形文化財保持者(人間国宝)は北村氏だけです。

北村氏は京都に生まれ育ち、中学卒業後すぐに京都の西陣で織物の仕事に就きました。歴史ある西陣織物業の現場は魅力的で、織の技や知識を吸収して行きました。1995年に古代織の復元で高名な初代・龍村平蔵氏の作品を見て感動し、すぐに龍村美術織物に就職、質の高い織物制作を数多く経験し、高い織技術を習得しました。また、京都市染織試験場などで織物理論など幅広い知識の習得にも努めました。

1972年に開催された「二千年の奇跡 中国・長沙馬王堆漢墓出土展」で見た古代裂「羅(ら)」に感銘を受け再現に挑戦、これを成し遂げました。

「羅」から触発された多くの作品を日本伝統工芸展に出品し 高い評価を受け、1995年「羅」の技術で重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定されました。その後、2000年には「経錦(たてにしき)」の技術でも人間国宝に認定されました。

「羅」・「経錦」は、中国の前漢時代以前から存在した織の技法で、どちらも経糸で文様を織り出す高難度の組織織です。そして人間国宝として北村氏が素晴らしいのは、これらの高難度な織技術を再現するだけに留まることなく、独自の創作を加えて行く点です。羅の組織に金糸を織り込んだ「羅金」や、羅の経糸をより複雑に絡み合わせて文様を織る「透文羅」等で、北村氏にしかできない新たな織を作り上げました。

北村武資氏は、若年から職人として織の世界に入り、西陣で技を磨き、自らの作品を生み出し続けて70年を迎えようとしています。これまでの歩みと、未来に向けた新たな感覚の作品の数々をご覧いただく展覧会で、「経錦」や「羅」等の作品 40点余りを展示・紹介いたします。

多くの方に、北村武資の作品をご覧頂きたいと願っております。

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