伝統染織工芸会

最新展覧会情報

-白寿記念展ー 人間国宝 平良敏子 重要無形文化財 喜如嘉の芭蕉布

  • 平良敏子ー着尺「ヤシラミー・サイの目・コーハン柄」-1c
  • 平良敏子ー八寸「黄地・花けーし織・ビーマー」-1a
  • 平良敏子ー着尺「緯片筋・ケーキ柄」-1c

〔東京展〕--------------------------------

期間:6月7日(金)~9日(日)

時間:10時30分~18時30分

(最終日は17時まで)

場所:銀座かねまつホール5階

東京都中央区銀座6-9-9

〔福岡展〕------------------------------

期間:6月13日(木)~15日(土)

時間:10時~18時

場所:福岡市中央区浄水通3-1

〔大阪展〕------------------------------

期間:6月21日(金)、22日(土)

時間:10時~18時(最終日は17時まで)

場所:御堂筋ホール心斎橋

大阪市中央区西心斎橋1-4-5
御堂筋ビル 9階

 

この度、「‐白寿記念展‐人間国宝 平良敏子 」重要無形文化財 喜如嘉の芭蕉布展を催します。

芭蕉布は、糸芭蕉の木の繊維を細く裂いた糸で織り上げる沖縄特有の織物で、13世紀頃から織られており、沖縄では夏の着物として、王族から庶民まで広く愛されてきました。独特のシャリ感があり、繊細で美しい芭蕉布は、日本民藝運動の創始者である柳宗悦に日本の守るべき「美」と称賛されました。

太平洋戦争で、多くの文化遺産と同様に芭蕉布も消滅の危機にありましたが、平良敏子氏と喜如嘉の女性達の努力によって復興されました。「喜如嘉の芭蕉布」は、1974年に重要無形文化財に認定され、2000年には喜如嘉の芭蕉布保存会の会長として、芭蕉布制作の伝承と後継者指導が評価され、平良敏子氏が個人として 重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定されました。

芭蕉布制作には途方もない時間と労力が必要です。一本の糸芭蕉からはほんの僅かな繊維しか取れないため、一反の芭蕉布を織り上げるためには200本の芭蕉の木を植え育てなくてはならず、繊維が採れるように木が育つには3年がかかります。また繊維から糸を績み、染め、織り、仕上げと、大変な手間と根気が必要です。

平良敏子氏は、今年99歳(白寿)を迎えました。芭蕉布と出会ってから85年、今も当時と全く変わらない方法を守り芭蕉布の制作を続けています。そして世界の中で唯一、沖縄だけで織られる芭蕉布作りを後世に伝えるべく、後進の育成に努められています。

この度は、平良敏子氏の白寿を記念した特別な展覧会です。この会の為に新たな作品30余点を制作され、貴重な煮綛(ニーガシー)と言われる、当時の琉球王族のみしか着用を許されなかった多色の芭蕉布や、その他の資料などを展示致します。

記念の展覧会で一人でも多くの方に芭蕉布をご覧いただければ幸いです。

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