伝統染織工芸会

人間国宝 喜多川俵二 展

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有職織物」で重要無形文化財保持者(人間国宝)の喜多川俵二氏の作品展を開催します。喜多川俵二氏は、500年以上続く織屋(はたや)である『俵屋』の十八代目で、父の喜多川平朗氏もまた「羅」と「有職織物」で人間国宝に認定されています。

喜多川俵二氏の大切な仕事の一つに、伊勢神宮の御神宝(ごしんぽう)織物(おりもの)の制作があります。伊勢神宮で20年に一度行われる神様のお引越しの「式年(しきねん)遷宮(せんぐう)」では、神社の昇殿だけでなく1000を越す御神宝の全てが新たに作りなおされます。「式年遷宮」は、持統天皇の時代(690年)より約1300年にわたり現在まで続けられ、2013年に第62回目が行われました。喜多川俵二氏は、1993年の第61回「式年遷宮」より、御神宝織物の制作を担っています。

また喜多川氏は、天皇陛下「即位の礼」における両陛下・皇族各宮家の装束、皇太子殿下・雅子様や秋篠宮殿下・紀子様の御婚儀の装束も制作しています。2005(平成17)年に完成した京都迎賓館には、日本を代表する織物として喜多川氏の制作による装束や几帳が展示されています。

有職織物は、平安時代に日本で始めて確立された日本独自の織物芸術です。飛鳥・奈良時代に大陸から伝えられた文化が、時を経て日本の風土と融合し平安時代に独自の和様文化として花開きます。有職織物もその一つで、皇室や貴族の衣装、また儀式で使われる裂地として、平安時代から伝えられています。

『俵屋』は代々伝わるその技術の高さを認められ、正倉院御物の復元や有職織物の復元と制作、伊勢神宮など神社の御神宝を制作するようになりました。

俵二氏は父のもとで織の技術を学び、1999(平成11)年、重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定されました。

「有職」というきまりごとに従い精緻に織られた作品は、優美で品格があり千年の年月を超えて、現代の私たちに日本人の美意識を教えてくれます。「有職織物」を多くの方々に知ってもらい、その美しさをご覧いただきたいと願っています。

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〔東京展〕3月6日(金)~8日(日)

銀座かねまつホール(東京都中央区銀座6-9-9)

〔大阪展〕3月20日(金)・21日(土・祝)

あべのハルカス 25階 D会議室(大阪市阿倍野区阿倍野筋1-1-43)

〔名古屋展〕4月10日(金)・11日(土)

国際デザインセンター 6階セミナールーム2(名古屋市中区栄3-18-1)

〔福岡展〕3月26日(木)~28日(土)

エルガーラ7階多目的ホール(福岡市中央区天神1-4-2)

〔熊本展〕4月24日(金)・25日(土)

くまもと県民交流館パレア 9階会議室3  (熊本市中央区手取本町8-9)

〔大分展〕4月16日(木)・17日(金)

iichiko総合文化センター 地下1階県民ギャラリー(大分市高砂2-33)